山のアクティビティ
火山ハイキング
レーニア山
海抜14,410フィート(約4,390メートル)のレーニア山はワシントン州だけでなくカスケード山脈全体でも最も高い山です。ベルビューの景観の象徴としてそびえる活火山のレーニア山からは5本もの大きな河川が流れ出し、山頂はアメリカ本土にある山で最も氷に覆われています。山腹では亜高山帯の野生の花が咲く草原が凍った火山をつつみ、山の裾野は古代林に覆われています。レーニア山の生態系にはたくさんの野生動植物が生息しています。
アダムズ山
高度1万2,276フィート(約3,700メートル)のアダムズ山はワシントン州で2番目に高い山です。山麓は直径18マイル(約29キロメートル)あり、体積では州最大の火山でもあります。この氷山では、隣接する稜線と半永久的な雪原の大地と共に、幅広い難易レベルのハイキング用トレイルと登山ルートをお楽しみいただけます。
ベイカー山
ベイカー山はノースカスケード山脈にある壮麗な火山。初心者から熟練者まで同様にハイキングや山歩きを楽しめる素晴らしい場所です。ベイカー山はワシントン州で3番目に高い山で、カスケード山脈の中でも最も凍っており、100平方キロメートルを超える大きさの氷河と常設雪原があります。ベイカー山はハイキングだけでなく、雪や氷のクライミングに挑戦する初心者にもご利用いただける火山です。
セント・ヘレンズ山
セント・ヘレンズ山は1980年の大噴火が最も有名な火山で、この噴火はアメリカ史上最多の死者を出し、大きな経済的ダメージを与えた火山活動でした。57人の命が奪われ、200棟の家屋と185マイル長(約297キロメートル)のハイウェイが崩壊しました。マグニチュード5.1の地震で大量のがれきが雪崩のように流れ、火山の噴火で頂上の標高が9,677フィート(約2,950メートル)から8,363フィート(約2,550メートル)に減り、1マイル幅の馬蹄形クレーターを残しました。1980年の噴火前、セント・ヘレンズ山はワシントン州で5番目に高い山でした。この山の裾野は直径6マイル(約9キロメートル)広がっており、初心者から経験豊富な登山者まで幅広く人気があります。セント・ヘレンズ山は年間を通して登山可能ですが、晩春から初秋が最も人気のシーズンです。
温帯雨林(レインフォレスト)を訪れる
雨林は世界中にありますが、アメリカ本土にある雨林の70%以上はワシントン州西部にあります。詳しく言うとベルビューの西20マイル(約32キロメートル)に位置するオリンピック半島にあります。このエリア(オリンピック国立公園)は温帯雨林の生態系を世界で一番体験できると言っても過言でない場所。この公園内にある4つの雨林は、かつてオレゴン州の南海岸からアラスカ南東部まで広がっていた広大な太平洋沿岸北西部雨林の一部でした。土地開発の影響でこの太平洋沿岸北西部の雨林は、今ではオリンピック自然公園の外にはほとんど残っていません。
温帯雨林は年間約12~14フィート(約3,600~4,300ミリメートル)の雨量があり、オリンピックでは気温はほとんど氷点下に下がることも華氏80度(摂氏26度)以上に上がることもないせいで、非常にユニークな生態系が発達しました。苔類、シダ植物類、アメリカ松、レッドアルダー、アメリカツガ、ベイトウヒなどが温帯雨林ではよく見られ、それらの植物に付着する着生植物も見られます。キャットテイル糸苔やナンキンカンゾウはオリンピックでよく見られる2種類の着生植物です。
ホー熱帯雨林
ホー温帯雨林はこの地域にある4か所の温帯雨林のうちのひとつですが、ユネスコ世界遺産地と生物圏保護区に指定されているのはホー温帯雨林のみ。ホー温帯雨林ではスキルに応じて多彩なトレイルを選べます。苔やシダ類がカーペットのように敷き詰められた林床と、頭上に天井のように高く広がる針葉樹、ヒロハカエデ、ツタカエデなどの木々をお楽しみいただけます。
クイノールト温帯雨林
クイノールト温帯雨林には樹齢1千年以上といわれる世界最大のシトカトウヒの木があり、その高さは191フィート(約58メートル)、枝は幅96フィート(約29メートル)広がっています。サウスショア・ロード沿いのメリマン滝などを含め、クイノールトにあるいくつかの滝は道からアクセスがしやすくおすすめです。
車内から見るクイノールト湖や森林の景観は美しいですが、ぜひ車から降りてクイノールト温帯雨林を体感してください。この緑輝く森に住むマーモットや数々の鳥たちに遭遇するかもしれません。ノースショア・ロード沿いにはクイノールト温帯雨林レンジャーステーションもあります。レンジャーステーションから橋を渡ってメープルグレイド・フラットループのお散歩もおすすめ。ほんの半マイル(約805メートル)の距離ですが、苔の茂ったヒロハカエデの木立を直近に見ることができます。ハイウェイ101からノースショアロードを2マイル(約3キロメートル)進んだところにあるトレイルの入り口から杉の大木へ歩いて行けます。クイノートル・ビッグ・シーダー・トレイルは0.2マイル長(約322メートル)で、80フィート(約24メートル)の高低差があります。またはグレイブズ・クリークトレイル入口からイーストフォーク・クイノートル川沿いを歩く平坦な1マイル(約1.6キロメートル)の森林コース、カスケーディング・テラスループもあります。
世界最大のシトカトウヒを見るには、USハイウェイ101でサウスショア・ロードとの合流点へ向かいます。サウスショア・ロードで東方向に曲がり、ビッグスプルース・トレイル入口までは3.2マイル(約5キロメートル)。駐車場は右側、トレイル入口は道の反対側にあります。
ロッククライミング
ワシントン州のカスケード山脈は、壮大な山岳氷河、ひときわ高い山頂、そして適度な高度のおかげで、アメリカ本土でも絶好の登山トレーニングの場となっています。そしてベルビューは多くの人気ロッククライミング・スポットを含め、様々な登山練習を行う広大な土地にアクセスしやすい便利なホームベースとなっています。
ベルビューに本社を置く提携企業REIが提供する世界クラスのアウトドア・ビジター体験に是非ご参加ください。すべてのロッククライミング体験にはガイドによる説明、REIが提供する登山ギア、ビレイデバイス、カラビナ、クライミング用ハーネス、クライミング用ヘルメット、クライミング用シューズ、グループ用応急手当用具一式が含まれています。